17回目
ボクシング漫画「はじめの一歩」の中で玉砕を覚悟した宮田のセコンドについている宮田父が語った言葉である。
「ボクシングにラッキーパンチはない!!
結果的に偶然当たったパンチにせよ それは練習で何百何千と振った拳だ。
その拳は生きているのだ。
試合を投げて適当に振ったパンチなど決して当たらん。
当たったとしても死んだ拳では人は倒せん。
現役のときラッキーパンチに泣かされ嘆いた時もある。
しかしそれは間違いだった。
選手を育てる立場になってようやく気づいたよ。
ある者は名誉のため、ある者は金のため、様々な理由のために辛い練習を耐えぬく。
何千何万とサンドバッグを叩き、思いのたけ全てを両の拳にこめる。
最期の最期まであきらめない。そういう生きた拳こそが奇跡を生むのだ!!」
ワールドカップ 日本VSセネガルの土壇場で同点ゴールを決めた本田選手を見て、思い出したシーンである。
受験も一緒で、私は生徒に「ラッキーパンチは狙って出せ!!日々の努力が合格を呼び込む」とよく伝えたものだ。そのセリフを吐くとき、いつも頭の中にあったのが前述のワンシーンである。
奇しくも、ワールドカップでベストタイミングなシーンがくるとは・・・
「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」って鴨川会長もいってるし・・・
まあ、元ネタはベートーヴェンやね・・・